英才教育は果たして大切なのか
少子高齢化社会と言われている日本の社会ですが、一人っ子の家庭に多くありがちなのが、子供がまだまだ幼い頃から英才教育を与えるという親御さんの姿です。まだオムツをしているような乳幼児の頃から英語を習わせたり、お受験の為に幼稚園児に塾通いをさせたりする人も少なくありません。しかしながら、それは果たして子供にとって本当に大切な事なのでしょうか。
一つ言える事としては、人間は成長をしていく過程の中で、その年齢相応のものを学ぶ必要があるという事実です。つまり、幼少時代というのは親との絆を深めるためのスキンシップを大切にする事、同年代の子供たちと一緒に遊んだりする中で、社会性を身に付けていくという事が重要なステップとなります。勉強ばかりさせられている子は、他の子供たちと遊んで楽しむという時間を取り上げられてしまうような形になり、人間形成という観点から見た場合には、どこかバランスの悪い形になる事もあるからです。